Q.ストレスチェックの集団分析も出たことだと思います。
その集団分析をどのように使えばいいのかお困りではありませんか?
A.集団分析を受けてある企業での取り組み事例をお伝えします。
ある企業での取り組み事例①
集団分析の結果、企業全体では、特に大きな問題は無かったのですが、もう少し詳細に見てみるとある部署で若い年齢に
上司とのコミュケーションが うまくいっていないという結果が出ました。そこで、職場全体で一度コミュニケーションに
ついて話し合う研修を年代別に 実施しました。すると出てきたのは、上司世代からは、「質問がない」や 「何を考えてい
るか分からない」というような声が多く出てきました。そこで、若い年代を見ると「挨拶しても返してくれない」や「質問
したくても忙しそうで質問できない」などと言った声が上がったのです。
そして次に、「コミュニケーションを良くするには?」ということを話し合った結果 上司世代も若者世代でも「挨拶をす
る」ということが出てきました。 そこで、次に全員に挨拶に対するアンケートを実施したところ「自分は挨拶している」
とこたえた人が約85%以上になり、「挨拶しても返してくれない」と答えた人が65% という結果が出てきたのです。
とても興味深い結果となりました。
そこで、これから半年間「挨拶をする」ということを意識する。すなわち、 「声をしっかりと出す」、「相手に挨拶を求め
るのではなく自分からやっていこう!」 というスローガンを掲げやってみようということになりました。 さて、こうして
皆で話し合って出した結果に対して半年後どのようなアンケート結果に なっているでしょうか?
また、経過をご報告します。
このように職場全体で話し合う機会をまず作ってみるということからはじめてみる ことが大切なことだと考えています。
皆さんの職場でも皆で話し合う時間を持ってみてください。
いろんな意見が出て来るかもしれませんね。