Q.ストレスチェックの集団分析も出たことだと思います。
その集団分析をどのように使えばいいのかお困りではありませんか?
A.そこでいきいきと働きやすい職場づくりのための「職場環境改善」するためのツールをご紹介します。
そもそも職場環境改善とは・・・ 職場環境等の改善とは、職場の物理的レイアウト、労働時間、作業方法、
組織、人間関係などの職場環境を改善することで、労働者のストレスを軽減しメンタルヘルス不調を
予防しようとする方法になります。
今回は、職場環境の改善に向けて、問題の発見や具体的な取り組みに役立つ チェックツールをご紹介します。
職場の快適度チェックはソフト面における職場の現状を的確に把握し、 その上で問題点を発見し、
具体的な職場全体の取り組みに役立てるための調査票です。
●『職場の快適度チェック』
<実施方法>
① 職場の快適度チェックの実施
当該職場の管理者及び従業員の了解を得るとともに、調査の主旨、目的、内容等を説明し、
必要に応じて事前の現状調査を行い、現場の管理者と職員双方の納得を得たうえで調査を実施します。
② 集計結果の評価・分析
調査票回収後、各領域及び全体の平均値を集計する。
分析の括りとしては、 全社、事業所別、部署別等の組織単位と属性別等で分ける。
集計結果は、平均値、 管理者と従業員の意識差、職員側の平均値のバランスの面からの評価・解釈を行う。
ただし、結果の解釈は各事業所の事情により異なるものであり、 その職場の部署、年齢、職種、就業形態、
性別などごとに結果を検討して職場の問題点に気づき、 正しく状況を把握することが重要になります。
③ 評価・分析結果の報告
評価・分析結果は、衛生委員会(安全衛生委員会) に報告し承認を得た後、
調査対象となった従業員に迅速にフィードバックすることが大切です。 これを的確に行わないと、
職員は不信感を抱き、不満を惹起させることにも繋がる可能性があります。
職員はこの調査が現状改善に供されるものと捉え、これによる何らかの変化を期待していることから、
結果をできるだけスピーディに従業員にフィードバックすることで現状とその問題点を明らかにし、
対象組織全体で結果の共有化を行う。