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●カウンセラーのつぶやき● ~梅雨の健康管理~

日本全国梅雨入りが平年よりも遅くなっています。ただ、今年は、湿った空気が流れ込みやすく、7月の雨量は平年並みか平年より多い予想で、短期集中型の梅雨となる可能性があると予測がされています。短期集中型とはいえ1か月近くは、雨模様です。そして、今年も、秋にかけては「ラニーニャ現象」が発生する可能性が高くなっているようで、日本列島は8月にかけて猛暑の夏となる見通しで、熱中症にいっそう警戒が必要になりそうです。そうなるとやはり気になるのが気象病です。梅雨の時期の体調不良は、天気に影響を受けやすくなります。特に「気温差、低気圧、高湿」といった不快感を感じる天気は、気持ちに影響するだけではなく、体への影響も大きくなります。暑さになれていない梅雨入りの時期には、自律神経がうまくコントロールできずに体内の体温調整や代謝がうまく働かなくなり、体調不良を引き起こしやすくなります。梅雨時期に多くみられる体調不良の代表的なものとして、以下があげられます。

① 不眠・頭痛
② 倦怠感
③ 食欲不振、消化不良、下痢、便秘
④ むくみ
これらの症状が少しでも出れば要注意です。
対策としては、
① 運動・・・適度な運動が必要です。雨が降るとつい外に出づらくなってしまいがちです。その時は、家の中でできるストレッチがおすすめです。お尻や太ももの裏の大きな筋肉を伸ばして血液の流れを良くして新陳代謝を促していきましょう。特に朝起きた時に行うと頭痛も取れます。

② 外出・・・雨の降っていない日や雨の隙間の晴れ間など、わずかな時間でも外に出て日光を浴びるようにしていきましょう。昼間にしっかりと日光を浴びることで質の良い睡眠に繋がります。特に効果的なのは、朝日です。朝起きて少しの時間でも日光を浴びることで体内時計を整え、脳や心臓、胃腸などあらゆる臓器の働きも良くなります。

③ 入浴・・・梅雨時期は、水分の代謝が悪くなりやすく、本来なら排出されないといけない水分が身体に溜まってしまい病気の原因になることがあります。また、水分補給にばかり気を取られてしまい、水中毒なんてことも起こり
やすくなります。しっかりと湯船につかった入浴で血行を促進して体内の不要な水分や老廃物の排出とともに心身をリラックスさせることができます。
病気を予防して快眠効果も得られる入浴とは・・・
温度は、40℃前後のぬるめのお湯に10分~30分の入浴時間になります。
そして、入浴の効果的な時間は、就寝30分~1時間前となります。
この時期だからこそ、入浴の大切さを見直してみませんか。

ぜひ、梅雨時期のどんより曇り空のような気持ちを吹き飛ばしていきましょう。
そうすることで猛暑にも負けることなく過ごせるように。

公認心理師・産業カウンセラー
    大槻 久美子

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